本を出すのは色々と大変・・・というお話し

Category: 鉱物結晶図鑑  

前回は,「結晶学のはなし」のボツになったネタについてでした.
今回は,ボツになりそうだったネタについてです.
それは「ブラベー格子」で,かろうじて付録に留まりましたが,
もし頁数の制限が有ったら間違いなくボツでした.

実は「対称操作マトリクス」や「ブラベー格子」は,出版の話が来る前から
個人的に整理したかった事であり,当初は本の後半のメインの構成要素にしたい
と考えて,時間を掛けて纏めました.
しかし,「対称操作マトリクス」はコンピュータ内部の話なので本向きでは無く,
「ブラベー格子」は結晶内部構造へのステップであって,結晶形態には直結しません.

つまり,結晶をテーマにした一般向けの鉱物本の内容には適さなかったと思って
いるのですが,それは,私含め善財さん原田さんも色々な鉱物本を購入してきた
鉱物マニアとしての感覚で内容を見ていたからです.

そもそも,本を売ることだけを考えたら,つまり販売実績にシビアな出版社なら,
たぶん,図鑑部だけにして頁数を少なくして本の値段を下げると思います.
しかし,それをやったら,ちょっとだけ変わった鉱物図鑑にしかならないし,
結晶学の歴史的な重みや,面白さや奥深さが伝わりません.

幸い大学系の出版社であるし,松原先生監修なので,多少難しい内容が有っても,
むしろ有った方が良いと考えて,本の後半を構成したのでした.
(とはいえ,内容は吟味したつもりです.)
これに関しましては,自由にやらせて頂いた出版社(ご担当様)と松原先生に感謝です.


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 2013_10_12

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