デジタル鉱物図鑑について(その1)

Category: 鉱物結晶図鑑  

鉱物結晶図鑑を持っている方は、デジタル鉱物図鑑の最新版を無償で使えます。
今回は、このデジタル鉱物図鑑について少し紹介します。

この・・図鑑という名前なんですが、実はプログラムの図鑑部分はおまけで、
開発者は殆ど使っていません。(すみません)
確かに連続表示モードで写真をボーっと見ていれば飽きないのですが、開発時に
何度も見ているので、さすがに見飽きたのです。(ほんとです)

このプログラムの当初の目的は、採集した鉱物の同定(鑑定)ツールでした。
そのヒントは、堀先生の「楽しい鉱物学」の巻末に有った、鉱物同定の為のチャート図です。
そうです、鉱物の主要な属性が判れば、条件検索により鉱物を同定できるはずで、
同定は出来なくても、ある程度絞り込めると考えたわけです。

しかしながら、信じられないと思いますが、これまでに発見された鉱物の属性情報
については、まとまった電子データが公開されていませんでした。(高額有償なら有ったかも?)
Webには沢山の鉱物データが氾濫していますが、IMAが関与したデータは当時見つかりませんでした。
普通なら、ここであきらめるのですが、あきらめの悪い私は無ければ作ろうと考えて、
本の巻末にあります「鉱物データベース作成のための鉱物鑑定WG」(7人衆)を結成しました。
データベースの初期版完成には2年以上かかり、その後の更新についてもかなりの工数が
掛かっています。(プログラム以上の工数がかかります)

この鉱物データベースを用いたデジタル鉱物図鑑の検索部の出来栄えは?というと、
色々な試行錯誤の末に、最近やっと鉱物種の絞り込みに使えるレベルになってきました。

ネックは、やはりデータベースの属性情報不足です。30近くある鉱物属性が所々虫食いで
全部埋まっていないのです。埋まっていない条件で検索しても、ヒットしないのは当たり前です。

そこで、この情報はデータが有るはずという確実な属性情報(光沢・硬度・条痕色・比重)で
検索することを推奨しています。
実は、この方法は、いにしえの達人たちの鑑定方法を参考にしています。
  <参考文献:原田準平,「鉱物概論」p.210>
  1)まず、金属光沢か、非金属光沢で大別します。
  2)次に、ナイフや爪で硬度をチェックします。
  3)次に、条痕板やタイルの裏等で条痕色をチェックします。

昔から「光沢」「硬度」「条痕色」だけでも、かなり絞り込めたということでしょうか?
なお、外観色の発色要因は色々あるので、外観色での検索は失敗する確率が非常に高いです。
ご注意ください。

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 2013_06_11

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