ダイアモンドの結晶図に挑戦(その7)

Category: 鉱物結晶図鑑  

これまで、ダイアモンドのブリリアンカットの結晶図を描こうとして、その作成方法を
説明してきましたが、それは一般的な鉱物結晶図の描き方と全く異なりました。
そこで、お口直しに、一般的な鉱物の結晶図を描く際の(私の)面角測角法と、
結晶プログラムに組み込んでいる「測角支援①」について少し紹介します。

まず、誰でも出来る面角の測定として、水晶などの数cmサイズの結晶を想定します。
私が使っている測角器は、以下の「シンワ ミニプロトラクターステン」です。(7/21 12:00修正)

sokkakuki.jpg

水晶の柱面間の面角を測定する場合ですが、左下図赤線の様にm面とm面の間の稜線に対して、
測角器を直角に当てます。面角は外角なので、右下図の部分の角度を読み取ります。
誤差を少なくするには、複数の場所、複数の個体で測定し、その平均をとります。
(変形などで明らかに測定値がおかしい場合は、平均値計算の母集団から除外します)

Diamond0719006


この様にして得た面角を用いて、未知のミラー指数を求めることが出来ます。
例えば、ミラー指数が既知の面が2つ有り、それに接する面のミラー指数が判らない場合は、
結晶プログラムの「測角支援①」が使えます。
以下は水晶ですが、m(100)とr(10-1)が既知、m(010)が未知の面とします。

Diamond0719003.jpg


「測角支援①」の画面で、基準面のミラー指数に100、基準面との角度に60を入れて計算実行
ボタンを押すと、未知の面のミラー指数候補が出てきます。
これを、上から10個程度記録しておきます。

Diamond0719004a.jpg

次に、基準面のミラー指数に01-1、基準面との角度に38を入れて計算実行ボタンを押します。
先ほどの候補と同じミラー指数が、求める未知の面のミラー指数です。
今回の場合は010になります。

Diamond0719005a.jpg


私は最初、ブリリアントカットの面指数を求めるのに、この方法を使ったのですが、全く駄目でした。
ミラー指数が実数の場合には、この方法ではうまく行かないというのが私の印象です。
しかし、実際の鉱物ではミラー指数は整数なので、結構使えると思います。

最後に、ブリリアントカットの展開図を載せて終わりにします。
点で接続しているポイントが有るのは、ご愛嬌ですが、結構エレガントです。

Diamond0719007.jpg

(おわり)

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 2014_07_21

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