結晶のはなし 続編(その2)

Category: 鉱物結晶図鑑  

ここでは、電気石の晶族である3mを例に、深堀します。
以下は、従来の対称操作マトリクスと、追加した対称操作マトリクスを示しています。

対称操作マトリクス3m

(3m)では、オリジナルのミラー指数(例:321)から5面生成しますが、従来の対称面に対し、
赤字の3面について、a軸b軸の符号が反転している事が判ります。
しかし、実際の結晶がどうなるかは、結晶図を描いてみないと判りませんね。
そこで、{321}結晶を作成し、c軸から見てみました。
最初は従来の3m(31m)結晶で、結晶の稜線(鏡面)が結晶軸abiと重なっている事に注目して下さい。

3m.jpg

そしてこちらが、追加した3m(3m1)です。
結晶の稜線(鏡面)が結晶軸abiの間にあります。

3m add

プログラムとしては、座標軸は変えずに、対称操作マトリクスだけ変えています。
結果として鏡面が、左に30度回転した様です。
以下は、本にも載せた3mのステレオ投影図で、色々な文献に掲載されている図です。
注意して欲しいのは、結晶プログラム(QuartzVS)とは全く関係無い図で、古くから3mの
対称性を表現する図として使われてきました。

ステレオ投影図3m

本のP174に、このステレオ投影図と{321}をc軸から見た結晶図を載せましたが、
比較してみると鏡面の位置がおかしいなと思っていました。
追加した3mの方が、ステレオ投影図と鏡面の位置が合いますね。

実際の結晶図については、この後掲載します。
(その3 につづく)


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 2014_07_05

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