閃亜鉛鉱の結晶形態についての一考察(2)

Category: 鉱物結晶図鑑  

前回の内容を読み直して、一番有りそうなケースが欠けている事に気付きましたので、
今日はそれについて記述します。
ただ、これも確証が無いので、新たな推論として読んでください。

まず、一番有りそうなケースとしては、閃亜鉛鉱のスピネル式双晶が有ります。
閃亜鉛鉱の結晶をいくつか観察した際に、ダイアモンド式は見掛けませんでしたが、
スピネル式は沢山見つけましたので、良く探せば普通に存在していると思います。
ただし、o面{111}だけでは、2つの結晶が1つの結晶面で繋がりません。
そこで、2つの結晶が1つの結晶面で繋がる、新たな面が無いかを考えました。

閃亜鉛鉱の8面体で、o面{111}以外に一番有りそうな面は、劈開面{011}ではないかと思い、
とりあえず、この面を1つだけ正面に配置して結晶図を描いてみました。(以下)

Spinel_twin0.jpg


なんと、双晶上の{011}面は、1つの平面で繋がりました。
なお、等軸晶系の{011}は{110}と同じなので、結晶図では面名称を110としています。
ちなみに、{110}は8面体の稜線上に現れる12の面で、これは斜方12面体の面です。
110面を、さらに大きくしたのが下の結晶図です。

Spinel_twin1.jpg


そして、これを少し上から見た図が下の結晶図ですが、1つの面で繋がっているのが判りますか?

Spinel_twin2.jpg


念のために、面角計算機能で双晶同志の面角を計算してみました。
(双晶の場合は、2つの結晶間の面角を計算します。)
図の一番下の(011)と(011)が平行であることが判ります。

Spinel_twin0_面角


さて、この推論では、繋がった平面は菱形2個になるはずですが、
昨日の写真は6芒星の様にも見えますので、さらに1ひねり必要なのかも知れません。

なお、何らかの衝撃で結晶が劈開面で欠け、そこから再成長した場合など、
結構このケースが有るかも知れないなあと思っています。

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 2014_06_12

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