トパズに見える水晶(その2)

Category: 鉱物結晶図鑑  

前回の結晶ネタについては,私の石友たちに好評であった.
そこで,今日は鉱物の同定に対する,測角の有効性について考えてみたい.

下図は,先日の結晶の特徴的な逆3角形周辺の面角ABCを示している.
この特徴的な逆3角形の面が有る鉱物としてはトパズが有名であるが,トパズには有名な庇面(f面)
だけでなく,y面やd面も該当する.また,トパズ以外に,例えばダンブリ石のx面などもある.

トパズに見える水晶3

これらについて,実測した面角と計算で求めた面角を比較してみる.
なお,結晶の実測値については前回の図にあるが,比較のため再度記述する.

             A  B  C
実測値       : 46 38 67
トパズ      f-l: 60 60 87
トパズ      y-l: 50 50 87
トパズ       d-m: 40 40 56
ダンブリ石 x-m: 35 35 57



予想通り,どれもが実測値と異なる結果になった.
測定誤差を考慮しても,5度以上乖離していたら「はずれ」と考えて良いだろう.

この様に,鉱物の同定に測角は有効であり,1cm以上の結晶サイズならば
接触測角器で測定できるので,是非ともチャレンジして欲しいと思う.

なお,結晶プログラムの面角計算値の参照時には,面グループではなくて
面番号を「Vキー」で表示させて,例えば「No.3の面とNo.5の面の角度」の様に見て頂きたい.

ちなみに,この面番号は結晶データを読み込んだ際の面情報の読み込み順なので,
記述順が異なっていると同じ面でも番号が異なる.注意して頂きたい.




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 2013_12_02

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