前回は、何らかの事情で運用規定が途中で変更されたらしい事を記述しました。
それのキッカケが、浜岡原発の事故らしいことは時系列で考えれば予想が付きます。

まず、事故を起こした中部電力の浜岡原発の対策を見てみましょう。
とはいえ、以下の記事から先のリンクが見れませんでした。

「週刊文春」2011年6月9日号 福島原発「内部文書」入手!非常時冷却システムを撤去した勝俣会長

組織がなくなったとはいえ削除するとは、よほど後ろめたい資料なんですね。
(それにしても、ここでは文春が良い仕事してるなあ)
そこで、引用文に残っている以下のURLから推定します。

8年前に外されたのは本当に「最後の砦」だったのか。 [その他もろもろ]

この中に、以下の記述がありました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここから
中部電力株式会社浜岡原子力発電所1号機における配管破断事故について(最終報告書)
この事故報告書で再発防止策に触れた54ページ、項目7.2「余熱除去系蒸気凝縮系配管に対する措置」に、
こういう記述があります。

>蒸気凝縮系はこれまで運転実績がないこと、当該系統を用いなくても主蒸気逃がし安全弁及び
原子炉隔離時冷却系によって原子炉の崩壊熱の除去が可能であること、また最近のプラントでは設置されて
いないこと、さらにはリスク評価により蒸気凝縮系を設置している場合と撤去した場合にリスクが、
ほぼ同等であるという結果が得られていることから、当院としては、事業者が再発防止対策として当該機の
余熱除去系蒸気凝縮系配管を撤去することは妥当なものと判断する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここまで

つまり、「安全装置で事故が起きたから、安全のために、安全装置を撤去してもいいよ。」ということ??
なんという事でしょうか!!
「リスクがほぼ同等」が、まったくでたらめなのは、福島の事故が証明しています。
さすがに、そのまま長時間の電源喪失では冷却能力不足になると思った人がいるのでしょう。
これを補強するために、あの「外部停電喪失は最悪30分」神話が構築され、
後に文書化されたと推定します。

ところで、福島第1の3号機はECCSが起動していたって、皆さん知っていましたか?
(でも、それを誤操作で止めてしまったらしいのですが・・・)
つまり、福島第一ではECCSは撤去していなかったと思われます。

しかし、運用手順は変更されていてECCS起動せずに、まずIC/RCICで冷却する様に
なっていたと考えられます。
そして、1~3号機で本当にECCSを起動したいと思った時に、必要な直流電源が喪失
していて、起動できなかったのです。


これは、運用手順の改悪としか言い様が無いでしょう。
電源が有るうちに起動しておけば、あとは自力で発電して動けたはずですから。



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