前回記事に説明不足が有ったので、少し補足します。

まず、前回の結晶図は格子定数がa=bなので、正確に言うと擬正方晶系の図になります。
これは、3軸双晶作成時に45°回転していまして、その時の結晶バランスを考えて
いつもa=bで作成していたので、無意識に擬正方にしてしまいました。

次に、文字通りの擬斜方晶系なら、軸率はそのままで、β=90にすれば良いのでは?
と疑問を持たれた方もおられると思います。以下にその場合の、結晶図を示します。

twin20150505_001.jpg


ご覧の様に、そう簡単では無くて、結局、柱面候補の{d2}グループ面を座標原点に
近づけないと柱状になりません。(成長速度を遅くする)
そうすると、軸率を本物に合わせる意味がありません。(一手間多くなるだけ)

以上の事から、軸率は柘榴石のまま(1:1:1)にして、上図のd0とd1の成長速度を
同じにして作成したのが、前回の結晶図なのです。
しかし、前回の結晶図は擬斜方晶系の結晶図として示す必要が有ったわけで、
軸率を本物に合わせる一手間は省けなかったと反省します。

無意識の内に一番簡単な方法でやってしまうのは、これまで沢山の結晶データを作って
来たから直感が働く為ですが、後で読み返すと時々理解しにくい事になってしまっています。



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