単斜晶系の十字沸石の結晶が3軸双晶すると、何故、斜方12面体になるのでしょうか。
これについて、少し調査しました。

単斜晶系の格子定数は、a:b:c=a’:1:c’(軸率で表示)、α:β:γ=90:β:90です。
まずは、灰十字沸石のa’c’βを変化させて、柘榴石のダイヤ面と比較してみました。
結果は、以下の様に、a’とβ変化で斜方12面体にならないという予測が出ました。

a’:0.702→1 柘榴石のダイヤ面の内角と異なる
c’:0.614→1 柘榴石のダイヤ面の内角と同じ
β:124.75→110 柘榴石のダイヤ面の内角と異なる


twin20150501_001a.jpg


灰十字沸石のダイヤ面は{110}面ですので、c’の変化が影響ないのは納得できる結果です。
特にβの変化は影響が大きかったので、β=110°で3軸双晶を作ってみました。(以下)

twin20150501_002a.jpg


ダイヤ面も平行にならないですねー。
やはり、十字沸石(以下は灰十字沸石のもの)の格子定数が、特別の様です。
 a:b:c=0.702:1:0.614(軸率で表示)、α:β:γ=90:124.75:90

ちなみに、β=124.75に近い、単斜の鉱物は幾つかありましたが、知らない名前ばかりでした。


それにしても、結晶形態がこれほど多様な鉱物は、やはり珍しいでしょう。
久々に、目からうろこでした。
まずは、現在持っている十字沸石のダイヤ面をチェックしてみたいと思います。



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