前回のTwinProtocol(多重双晶のデータ作成と結晶図の描画)シリーズは、
菱沸石や十字沸石の双晶に興味を持ったことがキッカケです。
特に十字沸石には多種の双晶が有りまして、以前掲載した結晶図を再掲します。

philipsite000.jpg


さて、上の図が掲載されている「Zeolites of the World」には、下の図の双晶も載っています。


twin20150425_001.jpg


Fig.501は、Fig.496の手足?が短くなったものと判りますが、Fig.502と503ってホンマかいな?
と思いましたので、実際に3Dデータを作ってみました。(以下)

twin20150420_001.jpg


あれー、ならないなーと思ったら、またやってしまいました。45°ひねっていません。

twin20150420_003.jpg

おおー、なりました。45°ひねるとダイヤ面({110}面)が平行になるんですねー。
これが繋がるとFig.503になる様ですが、これは柘榴石の斜方12面体に見えます。
そこで、十字沸石の展開図と柘榴石の展開図のダイヤ面を比較してみました。

twin20150425_002.jpg
おおー、相似形です。
単斜晶系の十字沸石が、等軸晶系みたいな結晶になるんですねー。
元の単結晶は以下の様な形なのに、しかもダイヤ面は単結晶の面なんですが、
何と不思議なんでしょうか?(数学的に計算すれば判ると思いますが、止めておきます)

twin20150425_003.jpg


最後に、実物写真1枚(以下)と、Web上の写真集のURLを掲載して終わりにします。

ebay002.jpg

<十字沸石の写真>---双晶も結構載っています
http://www.mindat.org/gm/3192



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 2015_04_25


益富地学会館さんの事業で、大阪と京都で年に2回のミネラルショーがあります。
2月の初めに、今年5月の大阪ショーのポスターに、鉱物結晶図鑑でも使用した
結晶の展開図を使いたいとのご依頼がありました。

何でも使ってくださいと、お返事した所、斜方12面体を選ばれました。
そして、出来上がったのが、下のポスターです。

ポスター000


うーん、こう使われるとは、私も意外でした。
お近くの方、お時間がある方は、是非とも行って見て下さい。



 2015_04_08


結晶図っぽい画面になる様に、不要そうな面の削除機能を色々やってみましたが失敗しました。
そこで、原点である灰十字沸石の結晶図に手を入れました。
まず、灰十字沸石の結晶図は以下の様になっています。
(これは、国際標準斜視図ではないので注意)

twin20150405_000.jpg


でもって、今回手を入れたのは図の下の面です。

twin20150405_001.jpg

灰十字沸石は単斜晶系なので、図のc面・b面と面角90°を成す面のミラー指数は整数では
ありません。試行錯誤して求めたところ、(2.0055, 0, -1)で90.002°になりました。
これを使って、面接触双晶を2回(計4個の結晶)繰り返して、以下の結晶を得ました。

twin20150405_002.jpg

やっと完璧な結晶図になりました。
これを長手方向の軸を中心にして90°回転した結晶をBlenderで合成すると以下になりました。
これも、ほぼ完璧な結晶図です。

twin20150405_003.jpg

最後に、これらを3本貫入双晶にした完成品を以下に示します。
先日のものよりも、かなり綺麗になりました。

twin20150405_004.jpg
twin20150405_005.jpg


これまでに実現した機能で、かなり容易に3Dデータが作れるようになりました。
結晶図っぽい図についても、90点くらいの出来になったので、今回の企画はここで終わりにします。
元の結晶に戻らずに結晶図っぽく綺麗に見せる方法については、継続して検討します。




 2015_04_05


十字沸石の双晶については、3/1のブログを見て頂くと判りますが、もう1タイプあります。
2つを並べて見ると良く判ります。(これらを、DMM.COMに送り造形依頼中です)

twin20150404_005.jpg

さて、前回のブログはMiniMagicsの画面しかないので、まるでMiniMagicsでデータを作っているかの
ようでしたが、もちろんMiniMagicsは3Dデータのチェックしかしていません。
肝心なTwinProtocolプログラムですが、これまでにabc軸に沿った回転や移動処理、
拡大縮小処理も入れていて、機能的にはほぼ完成しています。

唯一、完成していないのは、十字沸石の画面を見て頂くと判ります。

twin20150404_003.jpg
twin20150404_004.jpg

Blenderで2つのデータを統合すると、何故か不要な面が沢山付加されてしまい、
それを取り除けません。それが結晶図っぽくない図にしています。
これには、手こずりそうな予感がします。



 2015_04_04



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