今回は、測角後のミラー指数の求め方を説明します。
具体的には、「ミラー指数が既知の面」との面角から、ミラー指数が未知の面のミラー指数を
求めてみます。

その前に、「ミラー指数が既知の面」との面角がx度だった場合、同じ面角になる結晶面は
複数あることを知っておいてください。(数学的には無限にあるのですが、有理数の法則と、
通常のミラー指数は1桁でせいぜい5以下などの経験則により、かなり絞られます。)
例えば、以下の水晶のr面と隣り合うz面が、それに当たります。

水晶の面角

以下は、結晶シミュレーションソフトの測角支援①の画面ですが、計算結果として
偏差が同じ値のz面(011)と(1-11)の2面が見えます。

測角支援①


では、どうやってミラー指数を特定するかと言うと、私の場合は以下で求めています。
<1>別の「ミラー指数が既知の面」が有る場合
 ・1つ目の既知面との面角から、測角支援①を使って複数のミラー指数候補を求めます。
 ・2つ目の既知面との面角から、測角支援①を使って複数のミラー指数候補を求めます。
 ・両方の候補に存在するミラー指数を、最終候補とします。

<2>2面の稜線の角度(晶帯軸)を参考にする場合
 ・ミラー指数が既知の面との面角から、測角支援①を使って複数のミラー指数候補を求めます。
 ・複数のミラー指数候補を結晶データに入れて、結晶図上で稜線の傾きを確認します。
 なお、この方法は目視に頼るので、他の稜線と平行になっている等の条件が無いと不正確に
 なりますが、ある程度候補は絞られて来ます。
 最終的にはミラー指数候補の結晶面データを全部入れて、結晶図上で確認するので、
 <2>の確認は毎回行います。


この作業においては、1つ目2つ目の「ミラー指数が既知の面」を、どうやって確定させるかが、
非常に重要だと思います。そこには鑑定者の力量が、必要かもしれません。



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 2014_08_31


3Dスキャナーが届くのは、まだ先ですが、たぶん失敗すると思うので、
ロータリーテーブルでの測角イメージを纏めてみました。(以下)

測角イメージ

注意する点は、
 ①テーブルの回転軸と、2面間の稜線を一致させる
 ②結晶面の反射は、出来るだけ回転軸に近い部分で見る
 ③面角は外角(図参照)
でしょうか。

また、測定手順としては、
 ①ロータリーテーブルの目盛り位置を切りの良いところにしておく
 ②カメラは回転軸に焦点を合わせ固定しておく
 ③点光源の位置を微調整して、片方(実線)の結晶面が良く反射する位置に固定する
 ④ロータリーテーブルを静かに回転して、稜線の反対側の面が良く反射する位置で止め、
  回転した角度を読み取る
  (このとき、バックラッシュの影響を受けないように、テーブルを逆回ししない)


ちなみに、これは単円反射測角器です。
これの簡易版は、益富先生の「鉱物―やさしい鉱物学」に、手回し式の回転砥石を改造した図が
載っています。これを読んだ私は、早速作ろうと思いましたが、機械(モーター)式の回転砥石しか
売っておらず、それ以来、代用品をあれやこれや考えておりました。

しかし、元々の設計仕様ですが、回転パドルの操作が1対1で伝わるのでは良い精度が出せないと
思い躊躇してきました。
今回見つけた旋盤用のロータリーテーブルは、1/90で伝わるので、そこの問題は払拭出来ます。



 2014_08_22


前回のロータリーテーブルも良いのですが、私としては3Dスキャナーでの測角が本命です。
結晶の位置合わせが不要なので簡単ですし、何といっても最新式です。

そこで、昨日DMM.COMのレンタルを覗いてみたら、9月初旬以降は空いていたので
予約しました。ただし、まだ使えるレベルではないという予感が100%します。

そんな事やっとらんで、さっさとロータリーテーブルを買えば、という声が聞こえそうですが、
レンタルできるセンサは約4万円で買えてしまうので、間違ってうまく行ってしまったら、
全く無駄な投資になってしまいます。

sense_zeroin1.jpg




 2014_08_19


結晶図を描くのは、その鉱物種が判れば、その格子定数も判り、
あとは晶出している面のミラー指数が判りさえすれば簡単です。

以前、このブログでも「トパズに見える水晶」を紹介しましたが、鉱物種が判っているケースでも
測角しておらず、ミラー指数が判らないのが通常でしょうか。
私の周りでも、結晶は好きだけど結晶学は数式が出てくるし、ミラー指数って何???
みたいな話を良く聞きます。

そんなこんなで、出来るだけ数式の出てこない、「結晶学の基礎の基礎」みたいな講座を
1回やってみて、その中で実際の結晶の面角を測り、そのミラー指数を求め、結晶図を描く
までの工程をやってみたいのですが、その機会はなかなかやって来ません。
結晶プログラムでやれば、数式なんて1回も出てこないんですが・・・


とは言え、私自身も接触測角器での測角は何度もやって来ましたが、反射測角器は作りかけのが
1つ有るのみで、もう何年も放り投げております。(図りたい微結晶は溜まる一方です)
もう少し簡単で精度の高い方法は無いか、本日Web検索していたら、以下が目にとまりました。

手回し器1回転がテーブルの回転で4度とあるので、倍率が1/90になっています。
本尺目盛り1分、副尺目盛り10秒で、旋盤用なので精度は充分であろうと思います。
難点は、最小サイズのHV-4でも7Kgと重いこと、高価(3万円近い)なことですが、
精度を考えると仕方ないでしょう。

テーブル1

テーブル2


これ以外に、点光源と目視スコープが必要ですが、
点光源はLEDライトとスリットで簡単に出来るし、目視スコープはデジカメか一眼カメラで良く、
あとは高さ合わせの台座があれば良いはずです。
ちなみに、私はこれを横置き、つまりテーブルを水平にして中心に結晶を垂直に立てる方が、
やり易いのでは無いかと考えております。

どなたか、やってみませんか?



 2014_08_17


以前紹介しましたが、「九州・山口の鉱物」(福岡石の会創立80周年記念写真集)用に撮影された
沢山の写真をDVDで提供して頂き、デジタル鉱物図鑑用の写真フォーマットに変換中です。
(暑いので、休み休みやっております)

まだ、図鑑の30頁分しか終わっていませんが、既に200枚近い写真データを変換しました。
この図鑑は350頁も有るので、このまま進めると2000枚近い写真を組み込めそうです。
これで、念願の写真枚数5000枚越えが確実になってきましたが、
次回のデータ量が500MBをはるかに越えそうです。
650MB越えるとCDで配れないし、Web Upも大変です。

そこで、同じ産地の同じ鉱物で、同じ様な形・色の物は、厳選していこうと考えています。
つまり、情報としての質の向上を図って行き、データ量を500MB前後に抑えようと思います。
したがって、次のVerでは今まで有った写真が無くなっている場合がありますので、ご注意
下さい。



 2014_08_10


今、目の前のテレビで従軍慰安婦の問題を議論していますが、その中で
私が知らなかった非常に興味深い情報を伝えています。

それは数字です。(全部の数字が正確かどうかは不明ですが・・・)
私は学校や職場で色々な教育を受けてきましたが、「エンジニアなら数字で考えろ」
というのが一貫した哲学でした。
ある教官などは、「敵の落下傘部隊が攻めてきた時に、どう迎え撃つか」というのを
数字で考える(効率の良い攻撃)ことを強調していましたが、すいません正解は忘れました。

で、従軍慰安婦ですが、以下が私が知らなかった事実です。
①従軍慰安婦全体の数は2~3万人
②韓国人(朝鮮人?)は全体の20%
③韓国人(朝鮮人?)の募集は韓国人(朝鮮人?)の仲介業者任せで、
 仲介業者が強制的に連行した責任も政府責任としている(途中から?)
④アメリカの石碑には、性奴隷 数10万人になっていて、
 これは朝日新聞が間違って女子挺身隊の数を報道したため

数字を拾いますと、韓国人(朝鮮人?)は4000~6000人で、
強制連行者はその一部と思われます。(数100オーダー?)
日本人を強制連行したという事はないと思うので、無理やり連れて行かれた方は
全体でも数100オーダーですが、仲介業者がやった分を除くと、数10オーダー以下では
ないかと思います。公式にはたぶんゼロで、仲介業者は金儲けのために何でもやるだろう
から、この縛りはアンフェアでしょう。(軍の正式な強制性など無かったはずだから)

これを、10万オーダーという3~4桁大きい数字で触れ回っている人(国)がいるという事です。
ゼロでは無いので、数は意味が無いと言う人がいると思うのですが、エンジニアは数字が
全てなので、「数10~100オーダーだったんだ」と考えます。
数字は重要だと思いませんか?

あと、当時の大卒給料の10倍(今なら月200万円以上)も貰っていた人が性奴隷というのも
納得いかないので、文言は慰安婦にして欲しいなあ。
そうすると、当時 世界中の軍はこの程度の事をやっていたそうだから、この石碑を建てる意味が
無くなると思うんだけど・・・・

私も含めて多くの日本国民は、関係のない米国や欧州で虚偽の事実を触れ回っている事に、
強い不快感を抱いています。
私が出来る対抗策は、サムスンやLG製品を買わない、韓国旅行に行かない、韓流ドラマを見ない、
K-POPを聴かないことぐらいですが、この問題が無くても、最近は全くそういう気が起きないなあ。

やっぱり、この再徹底的に、河野談話を見直すべきと思います。
過去の誤りが見つかったのだから、それに合わせて適宜見直すのが常識でしょ。



 2014_08_09


早速、①OLYMPUS TG-3で試し撮りしてみました。
その前に、前回のSONY NEXで撮った写真は、実は以下の写真の拡大図でした。

DSC00068のコピー

でもって、同じ結晶をTG-3(顕微鏡モードの深度合成)で撮ると、いきなりこうなります。
これはすごい。2枚目の写真は、別の菫青石結晶です。(こっちの結晶面はルーズ)

P8080110のコピー
P8070035のコピー

ここで、問題点に気づきました。
上の写真は、オプションのLEDライト(LG-1)を使ったのですが、結晶面がなかなかうまく光りません。
結晶面を光らせるには、点光源の方が良さそうです。

ついでに、以下の結晶も撮って見ました。これは、ルーペでやっと見えるサイズですが、
簡単にここまで拡大してくれると、とってもありがたいです。

P8070063のコピー


軽くて小さいので、現地で割り採る前に撮影する手も有りですね。
良く結晶を飛ばしてしまうので・・・



 2014_08_08


最近まで、SONYのEマウント系カメラで統一しようと考え、NEX-6とα7(フルサイズ)を
持っていました。しかし、α7の出番は殆どありませんでした。
それは、α7用のレンズが少ないというネックも有ったのですが、最近になってα7自身の
機能に魅力を感じなくなっている事に気付きました。
カメラ好きの人は良くご存知と思いますが、カメラの値段よりもはるかに高いレンズが沢山
あります。したがって、異なるマウントのレンズ群を揃える事は財力的に無理で、
1種のマウントでも揃えきれません。
α7を買ったのは、NEXのマクロ機能とピーキング機能(ピントが合ったところに色が付く)に
好感を持ち、同じEマウントで統一しようと思ったからなんですが、そこに無理があった様です。

レンズ沼の話しは一般論であって、私の場合はカメラボディの進化した機能に興味津々に
なる事に今更ながらに気付きました。まあ、これは今までも小さなおもちゃみたいな
コンピュータや電子機器を買ってきた過去の遍歴を思えば、当然の帰結です。

そこで、先日α7とそのα7専用レンズを売り払い、代わりに以下を購入しました。
①OLYMPUS TG-3 <--コンデジ:
     マクロの顕微鏡モードとカメラ内深度合成、GPSが秀逸、鉱物採集時の携帯用
②PENTAX K-3 <--APS-Cサイズのデジタル一眼レフ(ペンタミラー有り):
     ローパスセレクター、多重露出による星の軌道、GPS連動の星の静止画、緑色の描写力

でもって、以下は以前から持っています。
③SONY NEX-6 <--APS-Cサイズのミラーレス一眼:
     35mmマクロレンズとピーキングが秀逸、ボディは一眼中最小
④OLYMPUS OMD-EM10 <--フォーサーズのミラーレス一眼:
     オリンパスブルーと言われる青の描写力、同じ倍率ならレンズが小さくて軽い、
     ライブバルブ、ライブコンポジットにより花火と夜景がリアルタイムに液晶表示

①と②の写真は追々紹介するとして、今回は③と④の写真を紹介します。
まずは、③SONY NEXで撮った、直径1mm無い安達の菫青石。なんと、これは手持ちです。

Cordierite_宮城県柴田郡川崎町安達②_


次に、④OLYMPUS OMD-EM10で撮った山中湖の花火(8/1)なんですが、開始から10分でどしゃ降りになってしまい、ピントを合わせてる時間が無くて、2枚目はボケてます。まだ、慣れてないし・・・
それにしても、ライブコンポジットは、なかなか面白い機能です。

P8010015のコピー
P8010029のコピー


ちなみに、上の写真の背景に複数の稲妻が見えるの判りますか?本来なら、真っ暗なはずなんです。
(この日、西丹沢で親子3人が無くなりました。ご冥福をお祈りいたします。)



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