今日は,弗素燐灰石です.
これもeBayで購入したもので,下はeBayの写真です.
こちらの結晶も国産品に弾かれて,(当初から)右頁下に掲載となりました.

フッ素燐灰石のコピー


前回の閃亜鉛鉱と同様に,あのサイズの写真では,現物の美しさをお伝えできませんでした.
基本的には,短い6角柱状結晶ですが,色々な柱面が見えます.
これも,顕微鏡で見ると,とても幻想的な映像が見えます.


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さて,本日は本年最後の日です.
今年は,5月に鉱物結晶図鑑を発行出来,私にとっては大きな節目の年になりました.
本の出版をトリガーに,来年には某所で講演が予定されています.


個人的にも,来年は色々と大変なことが待ち受けていそうですが,
コツコツと地道に歩んでいきたいと思っております.
今後とも,よろしくお願いいたします.



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 2013_12_31


今日は,閃亜鉛鉱です.
これもeBayで購入したもので,下はeBayの写真です.
当初,本の閃亜鉛鉱の頁では,左頁下の「べっこう亜鉛」として記載しましたが,松原先生から
透明過ぎてべっこう色に見えないとのご指摘があり,右頁下の「鉄分の少ない閃亜鉛鉱の双晶」に
格下げ(?)となりました.

べっ甲亜鉛のコピー


現物は写真の様にとても美しく,気に入っている結晶ですが,本の写真では大きさが全く足りずに,
実際の美しさをお伝えできなかったように思っています.




 2013_12_30


今日は,少し違った話題の内容にしてみます.
私が初めてアンドロイド用アプリを作成してWebUpしたのは,約2年前でした.
当時から,下の図の様な開発者コンソールが有りました.

コンソール1

ただし,当時は全部英語で表示されていて,ユーザーからのコメントやエラー報告に添付されるデータも
全部英語でした.しかし,今日見るとコメントは日本語化されていて,どんどん進化している様です.
上の図ではWebUpと同時に,インストール数がどんどん増えていることが判り,
こういう情報は開発者のモチベーションを上げてくれます.


また,私が作成したアンドロイド用アプリは,端末が英語モードのときには,(怪しい)英語
表示に切り替わるようにしていて,当時から全世界に公開していました.その結果,
下の図では約38%が日本語で,残りの約62%は英語で使われていることが判ります.
こういう情報も開発者のモチベーションを上げてくれるのは,言うまでもありません.
1度ピークを過ぎたカーブが,鉱物結晶図鑑を出版した5月以降に緩やかに上昇している
のも興味深いです.これは日本国内に限定される変化と思いましたが,何故かフィリピンの
ユーザも若干増えたみたいです.

コンソール2

ところで,多言語化は非常に大変な作業ですが,アンドロイドでは多言語化を念頭に,
以下の2つの機能が備わっているので,比較的楽にできました.
 ・言語ごとの画面情報(文字により部品配置を変更可能)を持てる
 ・言語ごとの文字情報を持ち,ソースコード内では別の共通変数で置き換える

これらよって,変更の多いソースコードを1つに集約でき,開発工数を削減できます.
むろん,怪しい英語レベルですし,ファイル名や鉱物データベース内の日本語は変換されないので
限界がありますが,ユーザがこれだけいるという事は,それなりに使えるという事なのでしょう.

しかし,上記のような機能が無いWindows版では,ほぼ不可能です.
ちなみに,数年前にWindows版の英語版を作成しようとしましたが,画面の共通化が出来ず,
全く別のアプリとして開発することにしました.しかし,作成途中で次々にプログラムの修正が入り,
途中で2度手間の開発に耐えられなくなったので,今は断念しています.



 2013_12_29


以前,増刷が決まったことを書きましたが,正式には12月20日発行でした.
既に書店等に配布されていますが,第1刷の正誤表の修正だけでなく,
結晶MAPやフェルグソン石の結晶図の向きの修正(これは慌てて写真を入れ換えた事によるミス)
なども入れました.

第2刷巻末


増刷とはいえ,第1刷の部数が少ないので,まだまだ普通の本の発行部数には届いていません.
来年以降も,細く長く発行が続くことを願っております.



 2013_12_27


今日は,正長石です.
図鑑では,煙水晶は少ししか写っておらず,背景も黒なのでちょっと違った印象です.
下の写真はeBay写真ですが,煙水晶とのバランスも考えて撮っていて,結構プロの写真家が撮った様な
感じがします.まあ,彼らは写真だけで購入意欲を刺激するしかないので,当然でしょう.
しかし,こちらは写真から実物の感じを想定しないと失敗するので,かなり悩みます.
この標本は,コレクターが手放した古い標本と書いてありまして,結晶好きの人に受けそうな正長石でした.
1人の方とかなり競りあってしまいましたが,想像通りの結晶で,落札できて良かった標本の一つです.

長石のコピー



 2013_12_25


今日は,ベニト石です.
下の写真は,私が元々持っていた,しょぼいベニト石です.
結晶の大きさは数cmで,結晶形態もそんなに悪くは無いので購入していたのですが,
善財さんの撮影技術によって結晶の細部が見え過ぎてしまい,しょぼさが目立ってしまいます.

ベニト石 Gem Mine⑤のコピー


そこで,eBayを探したのですが,この石の人気は特に米国においては尋常では無く,
私が買える値段では,なかなか良いのが有りませんでした.
しかし,ある日,下の写真(これは実際のeBay写真です)のベニト石が出品されていました.
今回購入した標本の中では最高額でしたが,何とか私でも買える金額で,透明なブルーの結晶が
沢山見えます.
私でも買える金額にとどまっている理由は,結晶の大きさにある様ですが,当方は数mmあれば良いので
全く問題ありません.しかしながら,それなりの金額なので,この写真1枚で購入を決心するには若干の
勇気が要りましたし,実物を見るまで結構ドキドキしたのを覚えています.

ベニト石のコピー


この標本には数mmの結晶が数十個入っていて,顕微鏡で見ると(ここ重要)結構見栄えがします.
結晶形態は数mmの方が綺麗でもありますし,もちろん,善財さんの撮影技術をもってすれば,
実際の大きさなどは全く気になりません(よね?)



 2013_12_23


今日は,中沸石の写真です.
この標本は,eBayで落札してインドから送付してもらったのですが,
届いたときの荷姿がぐちゃぐちゃになっていまして,中の標本も原型を留めていませんでした.
それでも,使えそうな部分が有ったので,とりあえず自分で撮って見たのが下の写真です.

RIMG0251のコピー


肉眼で見てもこの程度にしか見えなかったので,私としてはこの標本を半分あきらめました.
しかしながら,またインドから取り寄せると時間が無さそうなので,ダメ元で他の標本と一緒に
善財さんにお渡しして撮って貰ったところ,結構まともな結晶写真に撮れていました.
改めて善財さんの撮影技術の素晴らしさを再認識しました.
そう言えば,何でも無い普通の標本を渡したはずなのに,「あれっ,こんな標本有ったっけ??」
みたいな写真が数枚あります.私見ですが,善財さんのテクニックも日々向上されていまして,
最初の頃と最後の頃を見較べると,明らかに進化している様に感じました.

昨年の今頃は,出版のための作業が原因で2人とも腰を痛めてしまい,ひーひー言っていました.
今となっては,良い思い出です.



 2013_12_20


今日は,ダトー石の写真です.
ダトー石は,結晶形態が多様で,結晶図の作成が非常に難しい鉱物です.
結局,集合結晶のページに載せましたが,載せた写真はこの標本の一部でした.
本には書きませんでしたが,黒いインクルージョンは珪灰鉄鉱です.

なお,下の写真は私がサンプル用に撮影したものですが,結晶形態を写すのも難しいです.

RIMG0242のコピー

 2013_12_19


久々のシリーズ再開です.
そういえば,先日の池袋ショーのパンフレット中に,善財さんの写真と説明記事が載っていました.
記事の冒頭で,鉱物結晶図鑑の出版の過程では,色々な事情で使わなかった写真が沢山あることが
説明され,その一部にスポットを当てられていました.もちろん,これは事前に了解済みでしたが,
詳細内容までは知らなかったので,結構大きく扱われていて,びっくりしました.

やはり,大きな写真が光沢紙に印刷されますと,善財さんの撮影技術も加味されて見栄えがしますね.
個人的には,4頁では少ないなあと感じましたが,皆様如何でしたでしょうか?
「鉱物結晶図鑑」は結晶にこだわって纏めましたので,結晶図が描けない鉱物種や写真は載せられない
縛りが出てしまいましたが,綺麗な結晶や面白い結晶を大きな写真で,あの延長で本が出来ないかと
思いました.

さて,今日の使われなかった写真ですが,普遍的な方鉛鉱です.何故使わなかったかというと,
私が今回の本の為に,海外産の方鉛鉱を沢山買い込んでいまして,そちらでおなか一杯な状態だった
からです.
下の写真は,原田さん標本で,私がこの写真を見た時には,方鉛鉱の頁は埋まっていました.
この方鉛鉱は,結構変な形でして,既に変な形のロシア産方鉛鉱で埋まっていました.
参考までに,結晶図も描いてみましたが,ネタがかぶってしまいますね.

方鉛鉱 神岡③のコピー

神岡方鉛鉱


ただし,これは貴重な神岡産なので,最初からロシア産とこっちが有れば,間違いなくこっちにして
いました.残念ながら,これを見た時は,他にやらねばならない事が沢山あって,既に決まっている
内容を削除する気力が無かったのです.
本で使った標本は,基本的には私が所蔵していたり,本の為に購入した物で8割くらい埋めましたが,
その8割も松原先生との打ち合わせなどで7割以下にまで減ってしまい,昨年の今頃は焦っていたのを
思い出します.

使わなかった写真たち(標本)にも,いつの日にかスポットが当たることを,切に願っております.



 2013_12_16


以前にも書きましたが,ある機種専用のアプリというのは,公開に絶えないと考えております.
あれだけ部品を詰め込むと,たぶん他の機種ではまともに使えないように思います.

ただ,是非とも使いたいのでNEXUS7(2013)を買ったよという事であれば,どこかでお会いした際に
私の時間が有れば,私のノートPCからインストールして差し上げても良いです.

約15分で4アプリ入りますが,事前に「アストロ」というファイルアプリをインストール
しておいてください.(写真の圧縮ファイルを端末内で解凍するのに使います)
まあ,いないか・・・・・・




 2013_12_15


しばらく,ブログの更新をお休みしていましたが,NEXUS7用のAndroidアプリにハマっておりました.

Androidアプリ開発の「きも」は,何といっても画面レイアウトです.
しかし,Androidアプリの画面レイアウト用ツールは,無いと言っても良いでしょう.
無くは無いんですが,Windows版のと較べると,複雑なレイアウトには使えないです.

何故かと言うと,たぶんアプリの枠が無いので,部品位置が端末ごとに変化して正確な位置を
表示できないからと思います.Windowsの様なLeftとかTop指定ができない代わりに,horizontalとか
verticalとか,とってもアバウトな配置指定が出来るのですが,これがなかなか難しくて・・・
以下に例を示しておきます.
 簡単な事例:http://dixq.net/Android/03_01.html
 ちょっと凝った事例:http://techbooster.org/android/application/8000/

なので,人手でXMLファイルを作成した後でソースコードの中にその連結部分を記述しますが,
少しでも間違うと「エラー」としかでません.そこで,修正⇒エラー⇒修正を延々と繰り返します.
(そう言えば,データベースアクセスの場合も同じでした)

今回は,画面の統合がメインでしたが,なかなか思った様に行かずに,さすがに諦めかけました.
5日くらい,じたばたしてから,やっとエラーにならずに「変な画面」が出た時に,先が見えました.
最初は横長画面でレイアウトしたんですが,意外に縦幅が足りず,縦長にしました.
下の写真は,ほぼ原寸大です.(dbも3年ぶりにPC版に合わせました.)

画面遷移が少なくなり,使いやすくなりました.
なお,2枚目と3枚目の写真では,左半分と右半分が独立にフリックできます.
なんか,とっても不思議な感覚.


Screenshot_2013-12-14-15-47-56.png

Screenshot_2013-12-14-15-48-27.png

Screenshot_2013-12-14-15-48-57.png



 2013_12_14


今日は,おまけのお話です.
せっかく作ったので,先日お試しで模型を作成した「平那美姫」のSTLデータ(バイナリ)を
読み込んでみました.なんと3万弱のポリゴン数でした.(下図参照)

3DSCAN103.jpg

これでも,右クリックでの面角計算は,何とか可能でした.
しかし,あまりにマウスドラッグが重たいので,色々と高速化処理を施しました.
やったのは,裏面の描画を止めた事と,STLデータ内の法線ベクトルの利用です.
それでも,まだまだ重たい・・・
まあ,結晶図の面数は,通常100面以下なので,2桁増えると色々問題が出ますね.

ただ,ターゲットは,1cm以下の結晶のスキャンデータなので,多くても
1000ポリゴン位かと思っています.
最悪でも,手間を惜しまなければ,結晶の2面分のスキャンにすれば,かなり少なく
なると思います.この辺りはやりながら考えます.


こうなると,ひたすら安い3Dスキャナーの出現が待ち遠しいのですが,既にお持ちの方は
鉱物結晶をスキャンしたデータだけ送って貰えないでしょうか?

なお,これも調子が良ければ,5拍手以上で公開準備します.
皆さん欲しいでしょうか????(かなり,ニッチな用途なんですけど・・・)





 2013_12_07


前回で終わるつもりでしたが,やれるところまでやってみようと思い,以下を追加しました.
 ・3点×2面の選択
 ・2面間の面角計算
 ・abc軸(仮なので等軸)の表示
これを実装した結果が,以下の図です.
図が小さいのですが,水晶の柱面の面角なので60度になっています.

3Dscan001.jpg


そして,最後に以下も追加しました.
 ・STLバイナリフォーマットファイルの読み込み(殆どのSTLファイルはバイナリ)
 ・アスキーかバイナリの自動判別
 ・座標中心を結晶の中心に合わせる機能(センタリング)

で,以前にBlenderで作ったクリソベリルのSTLファイル(バイナリ)を読み込んだのが
下図です.座標中心が結晶の中心から外れているのが判ります.
これを是正するのがセンタリングです.

3Dscan002.jpg



ここまでやっとけば,もう後は実際の3Dスキャナーのデータで微調整するのみです.(やれやれ)


3Dスキャナーとは関係ないですが,並行してNEXUS7用にandroidアプリを大修正しています.
取り敢えず,Windows版と同じ「鑑定練習」と「写真を纏めて描画」機能は追加しました.
写真の描画が,何故かWindowsより早いので,MAX200枚にしました.

さらに,改造を加えようと考えていますが,AndroidというかJavaでの記述は,
VB.NETの5倍くらい面倒くさいです.
宮崎監督と同じように,「めんどくさい」「めんどくさい」と呟きながらやっています.
次回は,これについて紹介するつもりです.

明日は池袋ショーに参戦しますので,Androidに大修正を加えるのは明後日(たぶん)・・・なので,
結果の紹介は来週かな???



 2013_12_06


今日は,3Dスキャナーの3回目です.
その後の調査によれば,数10万円なら十分な精度の3Dスキャナーが有りました.
つまり,技術的には確立していて,あとは量産化でどれだけ値段が下がるかです.
そうなると,ぐっと実現性が出てきたので,とりあえず
 ①STLファイルを読み込んで描画
 ②マウスドラッグで回転,<>キーで拡大・縮小
 ③右クリックで一番近い頂点を選択(当然,裏面は対象外とする)

を実装したアプリを2日で作りました.
後は,安くて高性能の3Dスキャナーの出現を待つのみだ??

下図は,結晶プログラムで作成した水晶のSTLデータで,
面データから3角形を切り出しているので,60ポリゴンと少ないです.
実際には,たぶん100万以上のポリゴンを処理しないといけないので,
その辺りが残っているリスクです.


3Dscan99.jpg



 2013_12_04


前回の結晶ネタについては,私の石友たちに好評であった.
そこで,今日は鉱物の同定に対する,測角の有効性について考えてみたい.

下図は,先日の結晶の特徴的な逆3角形周辺の面角ABCを示している.
この特徴的な逆3角形の面が有る鉱物としてはトパズが有名であるが,トパズには有名な庇面(f面)
だけでなく,y面やd面も該当する.また,トパズ以外に,例えばダンブリ石のx面などもある.

トパズに見える水晶3

これらについて,実測した面角と計算で求めた面角を比較してみる.
なお,結晶の実測値については前回の図にあるが,比較のため再度記述する.

             A  B  C
実測値       : 46 38 67
トパズ      f-l: 60 60 87
トパズ      y-l: 50 50 87
トパズ       d-m: 40 40 56
ダンブリ石 x-m: 35 35 57



予想通り,どれもが実測値と異なる結果になった.
測定誤差を考慮しても,5度以上乖離していたら「はずれ」と考えて良いだろう.

この様に,鉱物の同定に測角は有効であり,1cm以上の結晶サイズならば
接触測角器で測定できるので,是非ともチャレンジして欲しいと思う.

なお,結晶プログラムの面角計算値の参照時には,面グループではなくて
面番号を「Vキー」で表示させて,例えば「No.3の面とNo.5の面の角度」の様に見て頂きたい.

ちなみに,この面番号は結晶データを読み込んだ際の面情報の読み込み順なので,
記述順が異なっていると同じ面でも番号が異なる.注意して頂きたい.





 2013_12_02



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