鉱物結晶図鑑は,初版部数が少なく東京の書店にしか配本されていません.
価格が高いこの本を,いきなりインターネットで注文する方は,少ないと思います.
できれば,手に取って見て頂きたいのですが・・・・
そう思って,検索していたら以下のURLを発見しました.

http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB12681675

これは,大学の図書館に35冊入っているという事なんでしょうね.
これ以外にも,市や町の図書館にも入っていると思いますので,
探してみるというのも有りかと思います.

ところで,先週末の名古屋ミネラルショーの出店者リストを見ると,
本屋さんの出店が無かった様です.石だけのガチ販売なんでしょうか?

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 2013_08_27


本日(8/24)付けで,岩石鉱物科学(GKK)の Vol.42(2013) No.4に
宮嶋先生による鉱物結晶図鑑の書評が載りました.
書評としては過去最大文字数になります.先生に感謝いたします.

ただ,他の号の書評はFreeになっていて会員以外も見れるんですが,
残念なことに,この号の書評だけFreeになっておらず,
会員以外は見れませんので,以下に一部を紹介させていただきます.


『本書の前半の「鉱物の結晶写真と結晶図」では,鉱物の美しさ
の一つである結晶について,わかりやすい結晶図,美しい写真を
多く掲載しているので,鉱物愛好家や学生にも勧められ,また,
平面展開図を使って結晶模型作りもでき,ただ見るだけではなく
体験もできる図鑑である。また後半の「結晶学のはなし」は,結
晶学について学ぼうとする人にも良いだろう。これだけ結晶学に
ついて詳述された鉱物図鑑は木下亀城・湊秀雄箸の続原色鉱石図
鑑(保育社)以来ではなかろうか。値段は安いとは言えないが,
鉱物の結晶を今までにない手法で取り扱っており,さらにwebとの
連携を持つものなので大いにお勧めしたい。』


実は,これ,松原先生がどなたかにお願いされた事は伺っておりましたが,
何時,どんな内容になっているのか等は,さっぱり判らず,今日ドキドキ
して読みました.
とりあえず,お勧めってことで・・・・ホッとしています.



 2013_08_24


昨日、久々にジブリ映画を見ました。
ジブリ映画と言えば、子供連れが多いのが当たり前ですが、この映画は
私より年配のお年寄りとそのご家族連れが多かった印象です。
感想については敢えて書きませんが、大正・昭和初期の言葉遣いが美しく
感じました。それだけでも、美しくて綺麗なものに触れた感じがしました。

明治~昭和初期には、西洋から多くの技術と文化が日本に流れ込みました。
私が今頃になって読み解いている結晶学の洋書も1900年前後の出版が多く、
この時代と重なります。
インターネットなどは無く、洋書の本や雑誌しか情報が無いので、おそらく
時間的な流れは今の10~100倍遅いと思います。(うらやましい)

そういえば「風立ちぬ」に計算尺が出てきました。あれは、掛算・割算がLog
に変換すると足算・引算になるのを利用して、数字がLog変換して目盛ってある
外側の尺と内側の尺をスライドして計算するのです。私も高校時代に計算尺検定
2級を取りましたので、あの計算感覚は実感としてわかります。
ただね・・・片手での計算は、ほぼ不可能だと思うんですよ・・・宮崎監督。
出来たとしても、計算精度上に絶対問題が残るぞ・・・と突っ込んでおきます。

私の場合は会社に入ってから電卓時代になってしまい、その後もパソコン
時代になって、全く役に立たなかったです。


さて、現在、岸和田の武様のご要望により、結晶図を手書きで描く方法について
整理しています。お盆休みで時間が有りましたので、昔の資料を読みながら妄想
も働かせて、まずは自分で描いてみました。自分としても初めての体験で、
明治~昭和初期の先達も同じように悩みながら描かれたのだと思うと、感慨が
込み上げてきました。
(エクセルで計算してるので、ちょっと楽してますが・・・すみません。)


 2013_08_17


今回は、普通輝石と思っていた西ヶ岳産のxxx(本に書いてあります)です。
最初は、これが普通輝石のメイン写真だったのですが、校正打ち合わせで、
松原先生から「これは普通輝石じゃないんだよね。」と、思いがけないお言葉が・・・
何でも、昔、偉い先生が「普通輝石」だろうと仰ったのが定説になっていたそうで、
気になって最近分析したら、クロムを含むxxxと判ったそうです。
そういう話は時々聞きますが、まだ有ったんですねえ。

何となくDana6の結晶図と合わないなあと思っていましたので、納得でした。

普通輝石b1 2mm佐賀県のコピー

 2013_08_15


今日は、久々に使われなかった写真の紹介です。
これ何だと思います?判った人はえらい!

電気石 赤面山 ①のコピー

赤面山(あかづらやま)の電気石だそうです。原田さん所蔵品で、私も始めてみました。
保科五無斉ゆかりの両錐?の扁平電気石らしく、これほどの結晶はWebに載っていません。

しかし・・・・ちょっと地味・・・ですよね・・・原田さん。
という事で、電気石のバリエーションには載りませんでした。


 2013_08_13


今回は、田老町です。
田老町は田野畑より南なので、時間が少し前に戻ります。

1枚目は、2段目?の防潮堤の内側(海は右側)の写真です。
守るべき家屋が跡形もありませんでした。
津波が引いた後には、かわりにがれきが沢山あったようです。
つまり、この巨大な壁は役には立たなかったわけで、
以下のURLに『「万里の長城」は残ったが…』 のコメントが有ります。
まさに、そんな感じの状態でした。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK01023_R00C11A4000000/

DSC00489のコピー


2枚目は、沖合にある1段目の防潮堤の工事風景ですが、あまりに遠くて良く判りません。
3枚目のおびただしい数のテトラポッド製造状態から見て、相当巨大な防潮堤だと思います。
もう来てほしくはないけれども、「次こそ津波を防いで欲しい」と念じました。

DSC00494のコピー
DSC00499のコピー


これで岩手県の状況報告は最後になりますが、どこの港も、がれきの処理と防潮堤の工事だけ
実施中で、住宅再建については殆ど手つかずに見えました。
津波の来ない山の方に引っ越すにしても、良い場所も少なく、なかなか意見が纏まらないとの
報道が有りました。その土地毎に事情が異なるので、時間が掛かると思います。

来年には三陸鉄道が全線復旧するらしいので、いつか再訪して田野畑駅で今回飲めなかった
レギュラーコーヒーを飲みたいと思っています。
久慈で、「じぇじぇじぇ」な事もやってみたいし・・・・

 2013_08_12


久々に、5月連休に行った岩手の状況報告です。重たいテーマなので時間が空いてしまいました。
1枚目は、田野畑駅の少し北にある、破壊された元の防潮堤です。(海は右側)
その壊れ方から、波が引いて行くときに壊れたように思います。
2枚目は、同じ場所を反対側の高台から撮った写真(海は左側)で、右奥が工事中の新しい
防潮堤です。さらに右奥に、2段目?の防潮堤が有ったように思います。

岩手県のこんなに北の小さな入り江にも、想像を絶する高さの津波が来ていたという事です。
それは、ここ以外の全ての港や入り江も同じようで、国土交通省が最近設置した、過去
(と言っても3.11)の津波履歴の標識で、はっきりと判りました。

DSC00536のコピー

DSC00560のコピー

 2013_08_09


今日、久々に「鉱物結晶図鑑」で検索して見ましたら、
面白い情報を2つ見つけました。

1つ目は以下のURLで、これは「水晶語り。」というブログです。
http://happa-world2.blogspot.jp/2013/08/blog-post_6.html

読ませて頂きましたが、「本格的な結晶の本(のライトな楽しみ方) 」という
内容に得心いたしました。買って頂いたのに結晶学のはなしが難しかった様で、
申し訳ありませんでした。何回か読み直すと、理解できる日が来ると思います。
結晶模型も作られた様で、こういうのを拝見すると著者としてとてもうれしいです。


2つ目は以下のURLで、「鉱物図鑑に関する書籍のAmazon売れ筋ランキング」という
ホームページです。
http://yokomi.life.coocan.jp/AWS/zukan/html/zukan94.html

鉱物結晶図鑑の順位(8/5時点で5位)は、Amazonの情報を抽出しているようですが、
正しいのかどうかは謎です。本当なら、値段の割に健闘しているような気がします。



 2013_08_07


今日は、久々に3Dプリンターの話題です。
なお、3DプリンターやDanaの本のように同様の記事が多くなった場合は、
分類項目を追加して分離していますので、よろしくお願いします。

このところ、WebのニュースサイトでDMM.COMの記事が頻繁に出ています。
内容は知っていた事が多く「やっと気付いたのか君たち」と思っていたのですが、
初めて知った情報もありましたので、それについて紹介します。

そもそも3Dプリンターが話題になったのは、10万円前後で個人
向けが買えるようになったのが大きいと思いますが、DMMのセンタに
置いてあるのはビジネス用の1千万円以上する高級機でした。
また、DMMの場合はセンターが東京と大阪の2か所あるようです。
おやっと思ったのは、東京と大阪に置いている機器は同じだが、材料を
固定して稼働率を上げていたり、大きさによって同時に複数の模型を作って
いる事です。さらに、データのチェックと見積もり回答メールが約10分で
帰ってくるので、ここも自動化している様です。
これらによって、DMMの価格が他よりも安いようです。(えらい!)

ここから、ちょっと辛口コメントです。
高級機と激安機の違いは材料と積層ピッチで、例えば、私が試験的に
発注したベニト石双晶で用いたアクリルは安いプリンタでは使えませんし、
積層ピッチも数倍の差が有るみたいです。
したがって、結晶模型用途で個人用の激安3Dプリンターを使うには、
機能・性能面での進歩が必要で、まだまだ難しい印象です。

なお、DMMの現在の価格は、模型の体積(=プリンタ動作時間)に
比例しています。そこで、中身を少し空洞にしたデータ送ったところ、
見事にエラーになってしまいました。
結晶底面に穴を空ければ良さそうですが、ちょっと気に入らないです。
また、双晶の場合は2色にしたいのですが、DMMのプリンタでは
材料を石膏にして表面を着色したデータでないとできません。
石膏だと表面の滑らかさが無いので、これも気に入らないです。


色々な意味で、まだまだ発展途上の3Dプリンターですが、将来性十分で
あるため、今後も注目して行きたいと思っています。



 2013_08_05


(その2)でDana6の入手がむずかしいと説明しましたが、
昨日、岸和田の武様からWebに公開されていることを教えて頂きました。

探し方は、以下のURLで「Dana system」で検索します。
私は、Googleで検索していたので見つからなかったようです。
http://archive.org/index.php

ただし、沢山出てくる候補中でDL可能なPDFは下記のURLのみでした。
http://openlibrary.org/books/OL7163003M/The_system_of_mineralogy_of_James_Dwight_Dana._1837-1868

しかし、これにはAppendix 3が入っていませんので、以下のURLにあるPDFを合体します。
http://openlibrary.org/books/OL14177973M/Third_appendix_to_the_6th_ed._of_Dana%27s_System_of_mineralogy

ちなみに、Appendix 3の著者であるWilliam E.FORDさんは、1939年に亡くなっていますので、
2009年に著作権が切れているはずです。
これで、Dana2から6までの電子版が入手できると思いますが、有用なのはDana4~6
ではないでしょうか?

これで、Danaの本の紹介を終わります。
ちょっと「かるーく」説明するつもりでしたが、重くなってしまいました。

 2013_08_02


今日は、Dana2、3、4、5についてです。
まず、これらを以下に比較します。

      著者            書籍名        発行年  頁数  
Dana2:J.D.Dana       A SYSTEM OF MINERALOGY  1844  633
Dana3:J.D.Dana       A SYSTEM OF MINERALOGY  1850  711
Dana4:J.D.Dana       A SYSTEM OF MINERALOGY  1854  320+533=853
Dana5:J.D.Dana & G.J.Brush A SYSTEM OF MINERALOGY  1885  827+19+64+134=1044

書籍名が、「THE」ではなく「A」から始まっていることに注意してください。
また、短期間に、J.D.Danaさんが執筆されている様です。
これらは、以下のURLにPDFが有りました。

Dana2 http://www.google.co.jp/books?id=10gPAAAAYAAJ&hl=ja
Dana3 http://www.google.co.jp/books?id=OlfPAAAAMAAJ&hl=ja
Dana4 http://www.google.co.jp/books?id=rhpu9ebXRsMC&hl=ja
Dana5 http://www.google.co.jp/books?id=q5YQAAAAIAAJ&hl=ja

これらをDLしてみて、2つの発見が有りました。
1つ目は、鉱物結晶図鑑の28頁に書いてある「ダイヤモンド式双晶」(下図)が、
Dana4と5のDiamondの頁に書いてあったことです。
Diamond_twin.jpg
Dana6以降にはないので、一般的な結晶ではないことになったと推定しました。
とにかく、これで1つ疑問が解けました。


2つ目は、クランツ木製鉱物結晶形態模型のリスト(以下のURL)に出てくるDanaとは
http://umdb.um.u-tokyo.ac.jp/fmi/xsl/DKoubutu/FKrantzModel/recordlistall.xsl
Dana4と判ったことです。これで、結晶データが作りやすくなりました。


Danaの本は、これで終わりと思っていましたが、今日、岸和田の武様から
貴重な情報を頂きましたので、次回もDanaの本です。
今回の調査では副次的に色々なことを知ることができて、面白い調査でした。

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