久々のシリーズ再開です。
これは、頂き物の木浦鉱山産 異極鉱で、最初の写真はこれでした。
ちょっとしょぼいのですが、単結晶の端面が見えているので採用していました。

しかし、松原先生から「葡萄状の集合結晶」なのに葡萄1粒では寂しいとのお言葉が・・・
た・たしかに・・・・です。
そこで、葡萄1房以上にみえる結晶が、原田標本庫から緊急出庫になったのでした。


ikyoku.jpg

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 2013_06_29


石の華さんのブログで、黄鉄鉱の平行6面体のはなしで盛り上がっています。
この話は、まだまだ続く予定です。(奥が深い)

http://ishinohana.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/06/post_815b.html



6/27追記:「平行6面体のように見える黄鉄鉱2」で、一応完結しました。
     黄鉄鉱の平行6面体についてご存知の方がおられましたら
     参加をお願いします。

http://ishinohana.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/06/post_e0a9.html



6/30追記:黄鉄鉱の平行6面体は、結局、100年以上前にも知られていた事実でした。
     しかし、私は「なーんだ」とは思いません。何故かと言うと、
      ①このような形になる原因が未解明。
       晶癖にしては形がきれいに揃っており、産地も多い。
      ②本当に、e{210}面の6面で構成されているのか、誰かちゃんと面角を見たのか不明。
     だからです。もしかしたら、中には仮晶も有るのではとも思っています。

     というのも、私の本の131頁の神岡のチタン石の説明に、ある文献に書いてあった
     内容を参考に「伊西モンゾニ岩中のチタン石結晶」と書いたら、
     松原先生から「伊西モンゾニ岩」なんてのは無くて、ただの「変成岩」と教わりました。

     我々アマチュアは、特に著名な先生や出版されている文献、時にはWeb情報でさえ鵜呑みに
     しがちですが、確実な裏付け情報が無い場合は、疑うことを教わった様に思います。

     いずれにせよ、ありふれた黄鉄鉱に、新たな謎が潜んでいることを知りえたのは、
     実に面白い体験でした。


 2013_06_21


少し前になりますが、金沢の鉱物標本店 石の華さんのブログで紹介されました。
私は、金沢にこのような標本店が有ることを知りませんでしたが、早速お礼の書き込みを・・・
私の書き込みに、『「日本産鉱物の結晶形態」(高田雅介 著)と共に私の愛読書になりました。』
とのお答えがあり、筋金入りの結晶好きとお見受けしました。
途中からTY様も参加され、結晶ばなしで盛り上がりそうです。

URLは以下です。
http://ishinohana.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/05/post_149d.html

 2013_06_16


以下は、「デジタル鉱物図鑑」のこれまでの変更点の抜粋です。
最初の頃の変更は、検索ヒット率を上げる為の地道な改善で、更新頻度も多かったのですが、
最近は改善ネタが尽きてきました。
色々なVerが出回っていますので、どの時点でどのような機能Upがされているかをご確認ください。
残っているのは、鉱物データベース情報の精度向上ですが、個人の努力では限界です。


(1)Ver1.00(2006.2)
   鉱物同志会創立20周年記念で、会員のみに配布。
(2)Ver1.10(2006.7.23)
   ①国内に産しない鉱物の日本名約3100種追加。
    参考文献は、加藤昭著 鉱物種一覧(2005.9)、鉱物資源百科事典など
   ②結晶図描画機能を追加。(作成・編集はできない)
(3)Ver1.34(2007.6.17)
   ①写真検索機能を追加
   ②検索絞り率表示機能追加
   ③研究タブ追加
   ④鉱物写真を約500枚追加し、合計3122枚/1329種とした。
    国内に産する鉱物は50種増えて、857種(カバー率約60%)とした。
   ⑤写真から色情報を抽出し、鉱物データベースに追加した。(約770)
   ⑥検索対象として透明色を廃止して、白と灰に置換した。(約1400)
(4)Ver2.14(2008.10.5)
   ①「簡単ナビ」ボタンを追加。光沢・硬度・条痕色での検索を推奨。
   ②へき開の「なし」は情報量が少ないので廃止
   ③研究タブに鉱物鑑定士8級~4級の出題範囲での絞り込み機能を追加。
(5)Ver3.00(2008.11.24)
   ①個人標本の管理と、個人写真の追加を目的とした、My鉱物DBタブを追加。
    (ただし、使用者少ないと思われるので、Ver5.00で使えなくしました。)
(6)Ver3.52(2009.4.6)
   ①地図表示機能を追加。
   ②結晶図に晶帯軸表示機能追加
   ③結晶データを約450追加(合計723データ、237種になりました)
   ④IMAの2008年リストから、新しい鉱物名(約2000)と化学式をMDBに追加。
   ⑤写真を約300枚追加(合計3417枚、1446種になりました)
   ⑥拡大メガネ機能を追加。
   ⑦2001-2008年の日本新産鉱物情報を更新。
   ⑧産地名からGoogleMapsの地図を開く機能追加
(7)Ver4.02(2011.4.4)
   ①小さな画面のネットブック(廉価なノートブック)に対応。
   ②鉱物DBを更新
(8)Ver4.04(2012.2.12)
   ①解像度(DPI)変更へ対応。
   ②鉱物DBを更新(鉱物の形データも追加)
(9)Ver5.00(「鉱物結晶図鑑」出版記念版:2013.5)
   ①2012/Nov.時点のIMA登録リストを参考に、主に新鉱物情報を鉱物DBに組み込み。
   ②検索結果の鉱物リストを、IMA登録/未登録が分かる様に色分け
   ③鉱物データ内の化学式の数字位置を改善
   ④結晶プログラムで扱っている結晶データを、一般的な3DCGツールで読める
    「STLフォーマット」に変換する機能を追加。

 2013_06_15


前回は普通の使い方を紹介しましたが、今回はちょっと変わった使い方を紹介します。

1.元素や分子、化学式の一部での検索
  ①放射性鉱物好きの人は、U、Y、Trなどで検索すれば全部出てきます。
  ②以前、モニタアンケートを約100人取った時に、陶芸家の方が3人もいました。
   おそらく、釉薬の候補として、ある元素(Vとか)に絞り、それを含んだ鉱物を
   探す目的が有ったのではと思います。
   私自身も、会社の業務で、ある元素で検索したことが複数回あります。
  ③特別な元素を多く含む産地では、新鉱物が発見される可能性が高いです。
   例えば、布賀(B)、川俣町(Y)、肥前町満越(Nd、La)では実際に世界新産鉱物が
   発見されています。そこで、採集前にそれらの元素を含む鉱物を全部検索して、
   事前情報とすれば、見逃しは少なくなると考えられます。

  上記③の場合も含めて、レアな鉱物については写真もなく情報も少ないです。
  そこで、メニューの「Web活用」⇒「「英名」で記述の鉱物をxxxx検索」により、
  Web情報を得る事ができます。例えば、私も良く利用する mindat.org では、
  今のところ英名と産地名でしか検索できないので、デジタル鉱物図鑑で細かな条件検索を
  実施して得られた鉱物名で、mindat.org等から補完情報を得た方が効率良いです。

2.産地名での検索
  ①採集に行く前に、その産地の主要な鉱物を調べておけます。
   ただし、産地名は写真情報からしか抽出していないので全部は出てきません。
  ②(内緒ですが)鑑定練習で産地名がヒントで出た場合は、ズルができます。

3.蛍光ありでの検索
  学校や同好会などで、手っ取り早く蛍光鉱物を知りたい場合、重宝します。
  ただし、この情報は不正確な場合が多く、蛍光ありでも蛍石の様に産地により蛍光しない場合
  もあります。
  また、蛍光なし/データ無しであっても蛍光する場合があるので、不明鉱物の絞り込みに使う
  ときは注意が必要です。

4.結晶の大きさで検索
  採集した結晶が大きい場合は、絞り込み効果が高いです。反対に小さい場合は、もっと大きい
  結晶が存在する可能性が有るので、絞り込み条件には使えません。

5.鉱物鑑定士8、7、6、5、4級での絞り込み
  受験前の練習に使っては如何でしょうか?私は落ちると恥ずかしいので受けませんが・・・

6.検索結果リスト中の方解石を選択して「選択している鉱物のデータで検索条件1を設定」ボタンを
  押すと、「詳細タブ」内のSQL文(検索条件文)は以下になります。
  このまま検索しても方解石しか出てきませんが、条件を少しずつ変更すると、方解石に性質が近い
  鉱物が検索できます。例えば、一番下の蛍光ありを削除すると方解石も入れて9種ヒットします。
  暇なときに、結構遊べます。

Select * From 鉱物DB Where
(
[光沢_亜金属] Or [光沢_非金属]
)
And
(
[劈開_あり]
)
And
(
[外観色_修飾_桃] Or [外観色_修飾_黄] Or [外観色_修飾_茶] Or [外観色_修飾_白]
Or [外観色_修飾_灰]
)
And
(
[条痕色_修飾_白]
)
And
(
(3 <= [硬度_最高] And [硬度_最低] <= 3)
)
And
(
(2.7102 <= [比重_最高] And [比重_最低] <= 2.7102)
)
And
(
[蛍光_あり]
)







 2013_06_12


鉱物結晶図鑑を持っている方は、デジタル鉱物図鑑の最新版を無償で使えます。
今回は、このデジタル鉱物図鑑について少し紹介します。

この・・図鑑という名前なんですが、実はプログラムの図鑑部分はおまけで、
開発者は殆ど使っていません。(すみません)
確かに連続表示モードで写真をボーっと見ていれば飽きないのですが、開発時に
何度も見ているので、さすがに見飽きたのです。(ほんとです)

このプログラムの当初の目的は、採集した鉱物の同定(鑑定)ツールでした。
そのヒントは、堀先生の「楽しい鉱物学」の巻末に有った、鉱物同定の為のチャート図です。
そうです、鉱物の主要な属性が判れば、条件検索により鉱物を同定できるはずで、
同定は出来なくても、ある程度絞り込めると考えたわけです。

しかしながら、信じられないと思いますが、これまでに発見された鉱物の属性情報
については、まとまった電子データが公開されていませんでした。(高額有償なら有ったかも?)
Webには沢山の鉱物データが氾濫していますが、IMAが関与したデータは当時見つかりませんでした。
普通なら、ここであきらめるのですが、あきらめの悪い私は無ければ作ろうと考えて、
本の巻末にあります「鉱物データベース作成のための鉱物鑑定WG」(7人衆)を結成しました。
データベースの初期版完成には2年以上かかり、その後の更新についてもかなりの工数が
掛かっています。(プログラム以上の工数がかかります)

この鉱物データベースを用いたデジタル鉱物図鑑の検索部の出来栄えは?というと、
色々な試行錯誤の末に、最近やっと鉱物種の絞り込みに使えるレベルになってきました。

ネックは、やはりデータベースの属性情報不足です。30近くある鉱物属性が所々虫食いで
全部埋まっていないのです。埋まっていない条件で検索しても、ヒットしないのは当たり前です。

そこで、この情報はデータが有るはずという確実な属性情報(光沢・硬度・条痕色・比重)で
検索することを推奨しています。
実は、この方法は、いにしえの達人たちの鑑定方法を参考にしています。
  <参考文献:原田準平,「鉱物概論」p.210>
  1)まず、金属光沢か、非金属光沢で大別します。
  2)次に、ナイフや爪で硬度をチェックします。
  3)次に、条痕板やタイルの裏等で条痕色をチェックします。

昔から「光沢」「硬度」「条痕色」だけでも、かなり絞り込めたということでしょうか?
なお、外観色の発色要因は色々あるので、外観色での検索は失敗する確率が非常に高いです。
ご注意ください。


 2013_06_11


明日(6/8)は、ミネラルマーケット開催日です。
その出品情報に「鉱物結晶図鑑」も掲載されました。
内容も少し紹介されています。URLは以下。

http://d.hatena.ne.jp/kocteau/20130607/p5



 2013_06_07


本日、善財さんからメールが有り、都内の複数書店で並んでいるのを確認できました。
確認できた書店は、八重洲ブックセンター、丸善本店、同日本橋店、渋谷東急のジュンク堂です。

しかしながら、地方では見かけませんね。
手に取って、これまでの図鑑との違いを見て頂きたいのですが・・・


八重洲ブックセンターのコピー

 2013_06_02


 本が完成した際に、私の所属します鉱物同志会の会長である堀先生に
献本しておりました。昨日、ご丁寧にもお葉書をいただきましたので、
紹介させて頂きます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前略
・・・・・(略)
鉱物の楽しさの大半は「結晶」にあると言われますが、その方面の、
おそらくはじめての入門図書が発刊されたこと、うれしく思います。
 すでにお手配ずみと存じますが、近日開催の「ミネラルフェア」の
図書コーナーで販売されると良いでしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 私がこの趣味を始めたのは、先生の書かれた「楽しい鉱物学」
「楽しい鉱物図鑑」「楽しい鉱物図鑑②」と出会ったことが最大の要因です。
私にとっては雲の上の方なのですが、「結晶シミュレーションソフト」や
「デジタル鉱物図鑑」作成時には、厚かましく練馬のお店に伺い、
その都度、的確なアドバイスを頂いた記憶が有ります。

 しかしながら、今回の本については堀先生にお話ししていませんでしたので、
突然本を受け取られたわけで、どう思われるか気になっていました。

「新宿ミネラルフェアの図書コーナーで販売されると良いでしょう」
というのは、私とって、とても有り難いお言葉でした。


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