(その2)でDana6の入手がむずかしいと説明しましたが、
昨日、岸和田の武様からWebに公開されていることを教えて頂きました。

探し方は、以下のURLで「Dana system」で検索します。
私は、Googleで検索していたので見つからなかったようです。
http://archive.org/index.php

ただし、沢山出てくる候補中でDL可能なPDFは下記のURLのみでした。
http://openlibrary.org/books/OL7163003M/The_system_of_mineralogy_of_James_Dwight_Dana._1837-1868

しかし、これにはAppendix 3が入っていませんので、以下のURLにあるPDFを合体します。
http://openlibrary.org/books/OL14177973M/Third_appendix_to_the_6th_ed._of_Dana%27s_System_of_mineralogy

ちなみに、Appendix 3の著者であるWilliam E.FORDさんは、1939年に亡くなっていますので、
2009年に著作権が切れているはずです。
これで、Dana2から6までの電子版が入手できると思いますが、有用なのはDana4~6
ではないでしょうか?

これで、Danaの本の紹介を終わります。
ちょっと「かるーく」説明するつもりでしたが、重くなってしまいました。

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 2013_08_02


今日は、Dana2、3、4、5についてです。
まず、これらを以下に比較します。

      著者            書籍名        発行年  頁数  
Dana2:J.D.Dana       A SYSTEM OF MINERALOGY  1844  633
Dana3:J.D.Dana       A SYSTEM OF MINERALOGY  1850  711
Dana4:J.D.Dana       A SYSTEM OF MINERALOGY  1854  320+533=853
Dana5:J.D.Dana & G.J.Brush A SYSTEM OF MINERALOGY  1885  827+19+64+134=1044

書籍名が、「THE」ではなく「A」から始まっていることに注意してください。
また、短期間に、J.D.Danaさんが執筆されている様です。
これらは、以下のURLにPDFが有りました。

Dana2 http://www.google.co.jp/books?id=10gPAAAAYAAJ&hl=ja
Dana3 http://www.google.co.jp/books?id=OlfPAAAAMAAJ&hl=ja
Dana4 http://www.google.co.jp/books?id=rhpu9ebXRsMC&hl=ja
Dana5 http://www.google.co.jp/books?id=q5YQAAAAIAAJ&hl=ja

これらをDLしてみて、2つの発見が有りました。
1つ目は、鉱物結晶図鑑の28頁に書いてある「ダイヤモンド式双晶」(下図)が、
Dana4と5のDiamondの頁に書いてあったことです。
Diamond_twin.jpg
Dana6以降にはないので、一般的な結晶ではないことになったと推定しました。
とにかく、これで1つ疑問が解けました。


2つ目は、クランツ木製鉱物結晶形態模型のリスト(以下のURL)に出てくるDanaとは
http://umdb.um.u-tokyo.ac.jp/fmi/xsl/DKoubutu/FKrantzModel/recordlistall.xsl
Dana4と判ったことです。これで、結晶データが作りやすくなりました。


Danaの本は、これで終わりと思っていましたが、今日、岸和田の武様から
貴重な情報を頂きましたので、次回もDanaの本です。
今回の調査では副次的に色々なことを知ることができて、面白い調査でした。

 2013_08_01


今日は、Dana6、7、8について以下に比較します。

      著者       書籍名          発行年   頁数  
Dana6:E.S.Dana  THE SYSTEM OF MINERALOGY   1915
                            1134+Appendix(75+114+87)=1410
Dana7:C.Palache他  THE SYSTEM OF MINERALOGY  1944   834(Vol 1)
                              1951   1124(Vol 2)
                              1962     334(Vol 3)
Dana8:R.V.Gaines他 Dana's New Mineralogy      1997   1872

頁数的には、Dana7が最大ですが、Vol3は殆どがQuartzの記述です。
Dana7の問題は、高田雅介氏がペグマタイト誌の中で何度も触れられていますが、
結晶図はDana6等の物を使用しているのに、格子定数をX線解析で分かったものに
変更している事です。格子定数が変わればミラー指数だけでなく、結晶の方向も
変わります。結晶図を書き直すか、結晶図の格子定数とX線解析で分かった格子定数
を併記すべきと思います。また、Dana6よりも結晶図がかなり少なくなっています。

Dana8においては、さらに結晶図が少なく、文章の情報については、他の情報でも
補えそうな印象でした。値段も高いです。

Dana7、8は、Amazonでまだ買えますが、Dana6の入手は非常に難しいです。
ただ、著者のE.S.Danaは、1935年に亡くなっていますので、アメリカの
著作権法で70年後の2005年に権利が切れていると思います。
その内に、電子書籍が出てくるのではないでしょうか?
(既に出ていて、私が気付いていないだけかもしれません。)

Dana5以前については、次回紹介します。

 2013_07_31


少し前に、石の華さんのブログで、Dana7について話題になりました。
また、私が本に掲載した結晶図の一部は、Dana6のデータを使用しました。
今日は、Danaの本について、かるーく説明したいと思います。

まず、正しい結晶図が沢山載っているのは、Dana6です。
その中でも、APPENDIX Ⅲまで付いているのが最新の様です。
私がこの本の原本を見たのは、堀先生のお店で1回だけです。

後で知ったのですが、この本は昭和19年に350部だけ日本でコピー本が
印刷されたようでして、私はこれをヤフオクで入手しました。
入札は私だけだったので、値段は1万円弱だったと思います。
送られてきた本を見て、あの岡本要八郎先生のお持ちだった本らしいことを知り
びっくりしましたが、その前に以下のような、あまりのぼろさ加減に
びっくりしたのでした。
 ・元の装丁が藁を編んだような酷いもので、既に虫に食われてぼろぼろの状態
 ・雨水に打たれた様で、中の紙にシミが随所にある。(読めなくは無い)

私は、この本を見て、岡本先生が、「お前にやるから、ちゃんと使えるように
綺麗にしろよ!」と言われた様でした。
むろん、言われなくてもきれいにするつもりでしたので、装丁をし直してくれる
会社に注文して数か月後、見違えるようになりました。(落札額より掛かったけど・・)
今では、私には無くてはならない本の筆頭です。

少し長くなったので、明日に続きます。


 2013_07_30



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